財形貯蓄について

財形貯蓄は、勤労者の資産形成のために設けられた貯蓄制度です。財形貯蓄には、①財形住宅貯蓄、②財形年金貯蓄、③一般財形貯蓄の3種類があります。①利子非課税……財形住宅貯蓄は、住宅購入の頭金等に充てるために積み立てる場合には利子に税金がかからないので有利です。ただし非課税の限度額は利子と元本の合計で550万円までです。②給与からの天引き……勤務先に財形の制度が設けられていれば、毎月給与から積立金が天引きされ、無理なく積み立てられます。企業によっては貯蓄奨励金を出すところもあります。③最高4、000万円までの財形融資……この財形融資は低金利であると同時に審査基準も公庫融資や年金融資と比べて緩やかで、しかも最高4、000万円の大型融資が受けられます。財形融資を利用するための条件としては、以下の条件があります。①1年間以上継続して財形住宅貯蓄などで積み立てていること。②融資申込日に財形貯蓄の残高が50万円以上あること。財形融資の利用形態は以下の通りです。①財形直接融資……公庫財形融資とも呼ばれ、公庫が定めた年収や年齢等の申込資格条件に合格する必要があります。また所定の住宅面積や築年数等の条件を満たす必要があります。②財形転貸融資……年収・年齢等の条件は直接融資と同じですが、退職時に完済することが条件となります。転貸融資の場合の融資額は勤務先企業の規則により、勤務年数等で変化する場合があります。「つみたてくん」は住宅債券積立制度の愛称です。これは住宅金融公庫が発行する「割引住宅債券」という債券を定期的に購入し、一定期間の積立てを終了すると二大特典が与えられる制度です。公庫融資付きの分譲住宅を購入するためには、原則として抽選に応募し、当選する必要があります。「つみたてくん」の積立を終了すると公庫融資付きの分譲住宅の購入を申し込むとき、一般の人に比べて、10倍から20倍の倍率で当選率が優遇されます。つまり人気の高い物件を有利に手に入れることができるわけです。公庫の割増融資は、通常の公庫融資に加えて、積立額に応じ、最高1、320万円の割増融資が受けられます。申込み方法は、毎年2回(6月頃と12月頃)公募されます。このとき申込者が多ければ抽選になります。公庫の本支店に問い合わせてみて下さい。積立て方法には、「一般積立」と「特別積立」の2種類があります。①一般積立コース……3年先を目標に、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡・北九州圏でマイホームを取得する人が対象です。1回当たりの積立額はおおむね40万円で、6か月ごとに3年間の横立を行います。械立総額は280万円です。②特別積立コース……5年先を目標に、東京、名古屋、大阪圏でマイホームを取得する人が対象です。1回当たり積立額は20万円と40万円とがあり、積立総額は230万円または450万円です。